【NSW19日】 NSW州で19日から、賃貸住宅に関する改正法が施行された。正当な理由なしに立ち退きを求められなくなるなど、州内の賃借人230万人を保護する。
同州で19日から、賃貸住宅の所有者が正当な理由なしに賃借人に立ち退きを求められなくなった。さらに、通知から退去までの期間延長、通知後に賃借人が新住居を見つけた場合に退去日を早めてもよいなど、フレキシブルにする。
ペットの申請も標準的なプロセスで可能にし、特別な状況以外で拒否できない。21日以内に家主から返答がなければ自動的に承認される。
家賃の値上げは年1回とし、入居前に一切の料金を課してはならない。家賃の支払いも、口座間送金など手数料が発生しない手段を少なくとも1つ提供しなければならない。
年内には新たにボンド(敷金)の振替も始まる予定だ。引っ越し時に2つの住宅間でボンドを送金させる。
ミンズ州首相は「過去最多の人が住居を借り、借りる期間も伸びている。確実で公平な賃貸市場には改正が必要だ」と述べた。
ジャクソン州住宅相は「長い間、賃借人は理由なしに追い出される恐怖を抱えてきた。今日でそれは終わり。州内の賃借人230万人に安心と安定をもたらす」「家族の一員であるペットと住む場所の選択を迫られるべきでない」と話した。
ソース:news.com.au- NSW government’s rental reforms to kick in on Monday