【WA23日】 WA州パースでは、ゴミの再利用を促進するため、一般ゴミを入れる赤い蓋のゴミ箱が140リットルに縮小されるとともに、隔週で回収される。ゴミ箱は140リットルに縮小され、新たに配布される。また、生ゴミや庭のゴミ、紙製品は一般ゴミと分けることになり、240リットルのライムグリーン色の蓋付きゴミ箱が配布される。
WA州政府は、「2030廃棄物回避・資源回収戦略」を打ち出しており、その重要な節目として、2026年6月までに州内のすべての自治体に対し、一般ゴミ(赤い蓋)とリサイクルゴミ(黄色い蓋)に「食品・園芸有機物(FOGO)」(ライムグリーンの蓋)を加えた、3つのゴミ分別制度を導入するよう要請している。
WA州の説明によると、FOGO制度では、住民に生ゴミや庭のゴミを一般ゴミと分別するよう促すことで、「回収率の向上、埋立地のゴミ廃棄量の削減、処理コストの軽減」を目指す。FOGOのゴミ箱の中身は、たい肥やマルチ(土の保護材)、土壌改良剤などに再利用される。
ロッキンガム市では、今年6月30日までにFOGO制度が導入される予定で、住民には「FOGO対応キット(台所用ミニゴミ箱、たい肥化可能なゴミ箱用ライナー2ロール、FOGOの使い方ガイド)」が配布されている。
ロッキンガム市の住人であるリーンさんはこの変更に反発しており、「どの週にどのゴミを出すか覚えるだけでも大変」と不満をあらわしている。さらに、生ごみは家庭菜園に埋めるかコンポストに入れており、台所にゴミ箱は置きたくないとし、「キッチン用ゴミ箱に税金を使うなんて無駄」と批判した。
FOGOは現在、パースの22の自治体で導入されており、さらに来年6月までに9の自治体が導入予定だ。NSW州政府も2030年までに全世帯へFOGOの導入を義務付けており、VIC州では202年6末までに導入予定だ。
ソース:news.com.au-Bin system in major Aussie city set to be shaken up Red waste bins in one capital city will be downsized and collected only fortnightly under a dramatic push to promote recycling.