【NSW10日】 オーストラリアで多くの読者を持つ雑誌の発行元である、アー・メディア(Are Media)が、雑誌事業の売却を発表した。対象となるのは、「オーストラリアン・ウーマンズ・ウィークリー」、「ニューアイディア」、「ベター・ホームズ・アンド・ガーデンズ」、「TVウィーク」、「マリー・クレア」など。
オーストラリアン・ウーマンズ・ウィークリーは国内で最も読まれている雑誌で、ニューアイデアは120年以上の歴史がある雑誌だ。アーメディアによると、国内の女性の90%が毎月、エンタメやインスピレーション、情報や現実逃避を求めて同社の雑誌を読んでいるという。
アーメディアは、1932年にフランク・パッカー卿(ケリー・パッカー氏の父)とエドワード・セオドア氏によって設立され、後にオーストラリアン・コンソリデーテッド・プレス(ACP)として、AP通信と合併した。
その後、2012年にドイツのバウアー・メディアがACPから推定5億2,500万ドルで買収。2020年にセブン・ウエスト・メディアから、「マリー・クレア」と「ベター・ホームズ・アンド・ガーデンズ」を含む、パシフィック・マガジンズを約4,000万ドルで買収した。2020年、投資会社マーキュリー・キャピタルがアーメディアを約4,000~5,000万ドルで買収。5年が経過し、KPMGコーポレート・ファイナンスを通じて売却を進めることが分かった。
アーメディアのハクスリーCEOは社員向けのメールの中で、今回の決定は「強さと楽観に基づくものである」と説明。私たちは強固な基盤を作り上げてきた。今こそ次のステップへ進むときで、日々の業務に変化はないと説明。引き続き優れたコンテンツを届け、結果を出し、得意とすることをやり続けていくと話した。
ソース:news.com.au-The publisher of iconic Aussie magazines the Women’s Weekly, New Idea and Better Homes and Gardens has put the titles up for sale