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男性同性愛者などの献血が可能に

【ACT14日】   14日から国内の同性愛者の男性、トランスジェンダー、性産業従事者などの献血が可能になった。変更によっておよそ62万5,000人が新たに献血可能になる。

80年代初頭に後天性免疫不全症候群(AIDS)が一般市民の懸念になって以来、オーストラリア赤十字は男性の同性・両性愛者、トランスジェンダー、性産業従事者、暴露前予防の抗HIV薬(PREP)を使用する人の献血を禁止した。

PREPの使用者が血漿成分献血できるようになったのは世界でも初めてだ。向こう12カ月で血漿成分献血は2万4,000回増えると見積もられる。血漿は水ぼうそうや脳疾患、破傷風、はしか、肝疾患、血友病など様々な治療に使われる。

シドニーで14日、複数の同性愛者の男性が血漿成分献血をした。中には初めて献血をした人もいる。

シドニー中西部で教師を務めるケイン・ウィートリーさん(44)は、「(同性愛者として)生涯結婚できないと思っていたが結婚はできた。次に、献血や血漿成分献血はできないと思った」「初日の今日献血をし、同性愛者による献血を普通のこととし、できることを社会に示せた。とても光栄だ」と話した。

マット・ヒグスさん(31)は若い頃に定期的に献血していたが、同性愛のセクシュアリティーが芽生えてから献血できなくなった。パートナーも同じだという。

ソース:news.com.au- Life-saving plasma donations to expand under national rule changes

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