国際

バリ島でまた爆発テロ、日本人も死亡か

1日夜7時半、インドネシアのバリ島・ジンバラン地区の海岸から約100メートル離れたシーフードレストランが爆発。数分後、クタ地区マタハリ・スクエア内のラジャレストランでも爆発が起こった。少なくとも33人が死亡、その中に日本人女性が1人含まれているとの情報も入っているが、詳しいことはまだわかっていない。

オーストラリア人については1人死亡、9人負傷とダウナー外相が発表。その数は今後増えるのではないかと予測。今回のテロも、2002年の同時爆発テロと同じく、アルカイダ系イスラム過激派「ジェマ・イスラミア(JI)」によるものであるとの見方が強まっている。
バリ島でマリファナ密輸容疑の有罪判決を受けているシャペル・コービー被告の姉、メルセデスさんは爆発当時、偶然ラジャレストランの近くに居合わせ爆発を目撃。目の前で4人が死亡、何十人もが負傷し、彼女も病院にかけつけたが、負傷者があふれるばかりで満足に救護が行われていない様子だという。
別の目撃者によれば、ラジャレストラン周辺は死体がバラバラになって散乱しており、「爆発が起こった後、レストラン内に入ってみると、キッチンの近くに男性の頭、別の場所に足と胴体が転がっていた」と惨状を語った。

ラジャ・レストランの建物はまだ残っており、オーストラリア連邦警察とFBIが捜査を続ける。オーストラリア外務省は9月2日に、「インドネシアでは、いつテロが起こってもおかしくない状態で渡航には注意が必要」との情報を更新したばかりだった。

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