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ハワード首相、豪兵士の東ティモール人殺害報道を否定

キャンベラ29日-ジョン・ハワード首相は、東ティモールのディリで27日に遺体が発見された2人の男性は、現地に派遣されている豪人兵士に殺害されたと報じたディリの主要紙Suara Timor-Leste(スアラ・ティモール・レステ)紙の報道を否定した。また、ハワード首相は、今回豪軍が非難されたことで、東ティモールでの任務完遂までは豪軍の残留が不可欠であることがより明確になったとも語った。

豪の東ティモール派遣部隊長官、Mal Rerden(マル・ラーデン准将と豪国防軍長官のAngus Houston(アンガス・ヒューストン)空軍大将も、報道は虚偽であると反論。ハワード首相は報道陣に対し、「現地のコミュニティーは、豪軍と連邦警察を温かく歓迎しサポートしている」と語った。今回の報道は根拠のない噂が発端になっていることは明らかであり、現地のギャングの反豪感情を煽っている。

オーストラリア政府は先週、豪人旅行客はギャングらの標的になる危険性があるとし、新たに渡航勧告を出した。東ティモール国内におけるライバルのギャング間の抗争が激化しており、先週から少なくとも8人が死亡、50人以上が負傷した。

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