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小型マイクロスコープ 豪3病院で導入予定 早期がん検知が可能に

 【シドニー17日AAP】メルボルンのオプティスキャン社が開発した小型マイクロスコープがオーストラリアの病院3箇所で導入される予定。

 早期がんを発見するために使用されるこのマイクロスコープは世界の主要病院30箇所ですでに導入されている。

 17日に開催される米国バイオテクノロジー会議で今回の導入を発表する予定のキム・カー産業・イノベーション相は「これはオーストラリアの新技術ががんの早期発見を通して、いかに人々の生活をより良くすることができるかを示す素晴らしい例」と語った。

 従来のマイクロスコープの倍率が30~40倍であったのに対し、新小型マイクロスコープの倍率は1000倍。これにより、医師は侵襲的な生検を実施することなく、胃腸管がんや潰瘍性大腸炎、胃炎などの病気を敏速かつ正確に検知することが可能になる。

 このマイクロスコープはウエスタン病院、ボックス・ヒル病院、モナッシュ・メディカル・センターで導入される予定。

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