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「何故クジラは特別扱い?」 日本政府

 【キャンベラ26日AAP】ABCラジオが伝えたところによると、日本の捕鯨産業のスポークスマンである水産省の森下丈二氏は南米チリで開催されている国際捕鯨委員会(IWC)で、「捕鯨活動に関して政府が感傷的になるのはおかしい」とコメントした。

 「調査捕鯨は不要と訴える国があることは知っている。それらの国々の訴えが、21世紀はいかなる動物も殺されるべきではないというものであれば私も納得する。しかし何故、クジラに対してのみ感傷的になるのか」と森下氏。

 一方、ピーター・ギャレット豪環境相は、日本の調査捕鯨は意味のないものと主張。「20年にわたる調査捕鯨活動もその科学的価値が見いだせないでいる。調査捕鯨という特別許可を持って捕鯨を行っているが、真の目的は商業的取引を行うため。即刻やめるべきだ」と訴えた。

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