【シドニー２０日ＡＡＰ】６日間にわたり行われたワールド・ユース・デーの最終日の２０日、大勢のカトリック信者が集まり、ローマ法王ベネディクト１６世（８１）とともにその歴史的瞬間を祝った。

　ランドウィック競馬場は集まった観衆ですし詰め状態だった。ローマ法王は大勢の観衆に対し、初のオーストラリア訪問を「忘れがたい経験」と表現した。

　「ここオーストラリアは南の精霊の土地であり、我々は自然の美しさの中に精神の存在や力強さを体験した。それらは忘れがたい経験。また、世界中から集まった若いカトリック信者からも、教会の精神の存在や力強さをはっきりと感じた」と語った。

　バチカンはこの日に集まった人数を３５万人と発表したが、ワールド・ユース・デーのダニー・ケーシー運営会長は、４０万人以上が会場に集まったとした。運営側が見込んでいた５０万人には達しなかったが、オーストラリアで開催されたイベントの中で最も大規模なイベントの１つとなった。