国際

炭素価格とEU排出量取引制度を連結へ

【キャンベラ28日AAP】   連邦政府は、オーストラリアの炭素価格制度を2015年以降、欧州連合(EU)の排出量取引制度(ETS)と連結すると発表した。これによって、オーストラリアとEUの両排出量取引制度の下で、炭素価格が事実上標準化し、二酸化炭素排出枠(炭素クレジット)も相互に利用可能となる。また、連邦政府が計画していた1トンあたり15ドルの最低下限価格が適用されないとコンベット気候変動相は述べた。

欧州委員会(EC)のヘデゴー気候行動担当委員は、ECが連邦政府の連結合意を歓迎し、連結過程が完了する予定の2018年以降の制度本格化に期待を膨らませていると語った。また、完全連結に向けて、連邦政府に事前協議を要請する方針だと明らかにした。

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