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豪学者、魚の呼吸研究で進化解明に一歩

【キャンベラ23日AAP】   オーストラリアの古生物学者がアフリカに生息する魚の研究結果から、四つ足動物がどのようにして空気を吸う能力を発達させたかについて重要な発見をした。

米国のスクリプス研究所に所属する研究チームが、地球で最も原始的な魚である「ポリプテルス」について研究し、酸素の呼吸量を測定した。その結果、これまで肺魚のように口呼吸すると考えられていたのに反し、頭上にある非常に小さな穴から呼吸をしていることが明らかになった。

フリンダーズ大学のジョン・ロング教授は、この発見により、ポリプテルスに関する100年間の謎が解けたと述べた。また、頭部に穴のある古代魚の化石が多数存在するが、これらの魚もその穴から呼吸していた可能性が極めて高いことになり、人を含む陸上動物への進化の過程を理解するのに役立つことになる。

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