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豪の温室効果ガス排出量 0.6%増加

【キャンベラ30日AAP】  オーストラリアの温室効果ガス排出量が今年3月までの一年間で0.6%増加したことが、オーストラリア全国温室効果ガス要約の四半期報告で明らかになった。液化天然ガス(LNG)の輸出量の増加が主な要因とみられる。

 

要約によると、3月までの一年間で温室効果ガスの排出量は前年比310万トン増加の538.9メガトンとなった。業界別では電力業界からの排出量が2.1%減少となっており、褐炭とガスの使用が減った一方で再生可能エネルギーの利用が増加したことが背景とみられる。ただLNG輸出、鉄鋼およびアルミ製造業界からの排出量は増加している。

 

連邦政府のテイラー・エネルギー相は、国内の総排出量がガス輸出で達成される削減量をはるかに下回っているとして「世界にとって良いこと」との感想を示した。ただ、国内のLNGはこれまで国内でゼロ排出量の目標を持たないWA州で生産されていたが、このほど同州もこの目標を設定したことから、どのようにゼロ排出を達成するのか来年までには政策を打ち出すものとみられている。

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