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児童性虐待の元司祭に懲役29年

【シドニー2日AAP】   NSW州の地方で10年近く児童性虐待を行ったとして、元カソリック教会司祭に対して懲役29年の刑が言い渡された。

元司祭のジョン・ジョセフ・ファレル被告(62)は1979年から1988年の間、モーリーとタムワースで少女3人と少年9人にわいせつ行為をしたとされる。

シドニーのダウニング中央裁判所で2日、ピーター・ザフラ裁判官は、「ファレル被告は司祭の地位を利用して子どもたちにわいせつ行為をした」と述べた。また、カソリック教会の上層部は同被告に対する苦情を知らされていたが、調査は行われず、犠牲者の家族らによるさらなる苦情も制止させたとされ、ザフラ裁判官は「被告は教会組織によって守られた」と述べた。

犠牲者の一人は裁判所の外で、「教会は事実をすべて認識していたが何もしなかった」と話し、教会が取った行動は卑劣だとした。

ファレル被告の刑期は最短18年で2044年に満了となる。

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