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ペナルティレート引き下げ 当局が承認 

【メルボルン23日AAP】  オーストラリアの労使裁定機関であるフェアワーク委員会(FWC)は23日、休日勤務などに支払われるペナルティレートの引き下げを承認した。ホスピタリティー、小売り、薬局、ファーストフードなどの業界に影響が出るとみられる。

FWCは、生産委員会によるペナルティーレートの引き下げが雇用の創出につながるとの調査結果を考慮したとみられている。さらに営業時間の増加、日曜や祝日に提供されるサービスの多様化、全体としての労働時間の増加につながるとの見解を示した。

カジュアル労働者の場合、日曜のペナルティレートは175%から150%に減少する。QLD州の組合カウンシルのマクレナン書記長は、「オーストラリアの歴史のなかで、一度の引き下げ額としては1930年の大恐慌以来で最も大きな給与カット」と述べた。引き下げ後も、日曜のペナルティレートは土曜よりも高くなっている。

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