国際

中国、3月中に豪州産ワイン関税撤廃か

【ACT27日】   アラブ首長国連邦(UAE)で行われた世界貿易機関(WTO)のサイドライン会議で、オーストラリアのファレル貿易相と中国のワン・ウェンタオ商業部長が会談した。中国は、来月末までにオーストラリア産ワインに課した最大200パーセントの関税を撤廃するとみられる。

2020年にオーストラリアが中国に新型コロナウイルスの起源を問う調査を求めたことを受け、中国は複数のオーストラリア産品に対し、多額の関税や輸入規制を課した。ほとんどの規制は解除されたが、ワインやロブスター、複数の食肉処理業者に対する規制が残っている。

オーストラリアはWTOに対し、中国のワイン課税を不当と訴えたが、昨年10月に中国がこれを見直す姿勢を表し、訴えを退けた。ファレル貿易相は、「来月31日までにワイン課税を撤廃しなければWTOに再び訴える」と警告した。26日の会談中、ウェンタオ商業部長はワイン課税に関する見直しを来月終了し、撤廃させる意思を示したとされる。

中国はオーストラリアにとって最大のワイン輸出国であり、全体の40パーセントを占める。ロブスターや牛肉に対する規制がいつ撤廃されるかは不明だ。

ファレル貿易相は会談中、先立って中国の裁判所で執行猶予付きの死刑判決を言い渡されたオーストラリア国籍の作家、ヤング・ヘンジュン氏(58)についても言及したとされる。

ソース: abc.net.au – China wine tariffs expected to be gone by end of March after trade minister meets with Chinese counterpart

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