【VIC22日】 中国発のファストファッションブランド、Shein(シーイン)が、オーストラリアのオンライン市場で急速に人気を集めており、特にZ世代の若者がその成長をけん引していると、Eコマースサービス企業パターンの最新報告が伝えている。
報告によると、過去12か月間でオンラインショッピング利用者のうち約26%がSheinから商品を購入しており、今年は28%まで上昇すると予測している。14歳以上の顧客200万人が利用しており、そのうち76%がリピーター、42%が年に4回以上購入していた。
また、Sheinの顧客のうち78%が女性となっており、35歳未満が中心だ。同ブランドの主力であるレディースファッションと一致している。
オーストラリアでの好調について報告書は、「信頼性に対する懸念はあるものの、Sheinは安価で多様な品揃えを求める購買層からの人気を集めている」、「オーストラリア人の70%はコスパの高さを理由に中国のマーケットプレイスを定期的に利用している」と分析した。
Sheinは約1,000億ドルの評価額で英国での新規株式公開を計画しており、今後の成長と多角化戦略によって、オーストラリアの小売市場における重要なプレイヤーになりそうだ。調査会社ロイ・モーガンによると、Sheinは2024年6月までの1年間で11億ドルの売り上げを記録したとみられている。
一方、同じく中国のオンライン小売プラットフォームTemu(ティーム―)は、勢いにかげりが見え始めているとしている。過去12か月間に同プラットフォームで買い物をした人は46%に上ったが、2025年は43%に減少する見通しだ。
アマゾンは依然として国内で支配的な地位を維持しており、過去1年間の利用者は58%、2025年は63%に増加する見込みだ。
ソース:news.com.au-Gen Z Aussies fuelling rise in Chinese fashion company Shein: Report