【ACT23日】 来月から、国内郵便の切手の基本料金が1ドル70セントに20セント値上がりする。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)が承認した。
ACCCのアナ・ブレイキー委員は「切手代の上昇が消費者の負担になると理解しているが、オーストラリア・ポストは書簡事業で赤字を抱えている」と述べた。代わりに、年金受給者等向けのコンセッション割引切手の購入上限を現在の年50枚から引き上げるという。
来月から、重さ125グラムまでの手紙の切手代は現在の3ドルから3ドル40セントに、125~250グラムは現在の4ドル50セントから5ドル10セントに引き上げられる。コンセッション割引切手は現行のまま5枚で3ドル、季節のグリーティングカード用切手も65セントで据え置かれる。
23日にACCCが承認した後も、連邦のコミュニケーション相は棄却できる。
オーストラリア・ポストによると、平均で各世帯が受け取る手紙は週わずか2通。ACCCは、現在も郵便で手紙を送る必要がある事業が多数あるとして、こうした事業に対し、切手代の引き上げを明確にするよう求める。
OECD諸国の切手代の平均は1ドル93セント。
ソース:news.com.au – Consumer watchdog ACCC approves Australia Post stamp price hike