政治

ホームレステント 撤去に向け法改正へ

【シドニー8日AAP】   シドニー市中心のマーティン・プレイスに立ち並ぶホームレスのテント集団について、NSW州政府は法の下、強制撤去に持っていく考えを示した。ホームレスのテントを巡り、州政府はシドニー市と責任を押し付け合っていた。

ベレジクリアン州首相は、テントを移動させる法案を8日に州議会に提出し、10日までに通過させる考えを示した。同州首相は8日、「このような行動に出たくなかった」と述べ、テント集団の対応を拒んだとしてシドニー市を批判した。法制化によって人々を立ち退かせることが可能になるという。

シドニー市のムーア市長は7日、「移動する方向でテント集団の代表者と合意した」と発表している。路上生活者およそ70人の住居が見つかるまで、 “安全な公共の場所”への移動を支援すると約束したが、“安全な場所”が未決定なため、州政府は今回の動きに乗り出した。ムーア市長は、「法制化によって、警察と路上生活者間で暴力的な衝突が発生する恐れがある」と声明で警告した。

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