政治

ID盗難の損失22億$ 顔認証導入を

【キャンベラ26日AAP】  自由党のポール・スカー議員は26日、ABC放送のテレビ番組に出演し、身分証明の盗難で毎年22億ドルの損失が計上されているとして、連邦政府は認証技術の一つである顔認証を導入すべきとの考えを示した。

 

スカー議員は、与野党議員からなるインテリジェンス・セキュリティー委員会が調査をした結果、いくつかの改善点が見つかったと説明。顔認証技術の使用を法制化することについて、集団的な監視を行うわけではないと強調し、20人に1人が被害を受けている現状を改善しなければならないと訴えた。

 

顔認証技術の導入をめぐっては、英国も慎重な態度を示しており、国民の3人に1人が導入を反対している。顔認証技術では、顔認証ソフトウエアが装備された監視カメラを公共の場などに設置し、人口知能が、運転免許証などに基づいて作成されたデータベースと照合する仕組みとなっている。

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