【NSW3日】 3日に行われる連邦選挙を前に、ソーセージの売り上げが20%急増したと、スーパーマーケット大手ウールワースが報告した。オーストラリアでは、投票日にソーセージを挟んだサンガ(豪俗語でサンドイッチ)をチャリティーとして少額で販売する習慣があり、「デモクラシー・ソーセージ」と呼ばれ親しまれている。集まった募金は通常、地域の活動にあてられる。
ウールワースの広報担当者によると、今週一番の売れ行きだったのは伝統的な細いビーフソーセージだった。ある調査によると、オーストラリア人の3人に1人は「玉ねぎを先に置き、その上にソーセージを乗せる」という、従来とは逆の新しい食べ方を支持していることが分かった。
野党自由党のダットン党首のお気に入りは、バーベキューソースに程よく焼いた玉ねぎを添えたスタイルである一方、アルバニージー首相は玉ねぎをソーセージの上に乗せた従来スタイルが好みのようだ。
世界のデモクラシー・ソーセージの愛好家グループは、「インタラクティブ・デモクラシー・ソーセージ・マップ」を作成し、世界中で土曜日に開かれる屋台やスタンドの場所を掲載している。日本や米国、さらには南極の屋台まで掲載されており、まだマップに載っていない募金活動に関する情報を持っている人に、ウェブサイトの投稿フォームやSNSでの情報提供を呼びかけている。
創設者のアレックス・ドーソン氏は、人々の記憶は視覚や聴覚など五感と結びついているとし、「オーストラリアの有権者たちが、ソーセージや玉ねぎの美味しそうな匂いをかぎながら、同時にコミュニティ・グループを支援する光景は最高に素晴らしい」と話した。
ソース:news.com.au- Woolies flags astonishing sausage trend