【ACT17日】 昨年末、ウクライナでオーストラリア人の男性がロシア軍に捕らえられた。ロシアの裁判所は男性に懲役13年の刑を言い渡した。
昨年12月、メルボルン出身のオスカー・ジェンキンズさん(33)はウクライナで参戦中にロシア軍に捕らえられた。以降ロシア側に拘留されていたが、ロシア支配下にあるウクライナ東部ルガンスク地方の裁判所で懲役13年を言い渡された。犯罪者専用の厳しい流刑地で懲役に服するとみられる。
オーストラリアのウォン外務相は、「でっち上げ裁判だ」「ジェンキンズさんはウクライナのフルタイムの軍人であり、戦争捕虜だ」「ロシア政府に対し、国際人道法に基づいてジェンキンズさんを戦争捕虜として保護するよう要請した」「ウクライナ、赤十字国際委員会らと連携してジェンキンズさんの保護・釈放を求める」と声明を発表した。
ロシアは、参戦目的でウクライナに渡航する外国人を“外国人傭兵“と見なし、刑法に基づいた起訴を可能にする。一方、戦争捕虜はジュネーブ条約のもと保護されなければならない。
ジェンキンズさんの家族には領事支援が施されている。
ロシア軍による捕獲直後の映像で、ジェンキンズさんはロシア軍に「生き延びたいか?」と聞かれ、片言のウクライナ語で「ウクライナを助けたい」と答えた。
ジェンキンズさんはウクライナ領土防衛部隊外国人軍団(ILDU)の一員として参戦していたとみられる。ILDUは傭兵団と見なされていない。捕獲後殺害されたと考えられていたが、治療を受けている別の映像が明るみに出て生存が確認された。
ソース:news.com.au-‘Sham trial’: Foreign Minister Penny Wong slams jailing of captured Aussie Oscar Jenkins after Russia hands down 13 year jail term