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豪インフルエンサー 日本旅行の投稿に賛否

【NSW19日】  オーストラリアのインフルエンサー、ソフィア・ベッグさんが、日本へ旅行中にSNSに投稿した写真や動画に対し、一部のフォロワーから「文化の盗用(Cultural appropriation)」と批判の声が上がっていることが分かった。

ソーシャルメディアで「ソフィア・ドファ」として活動し、140万人のフォロワーを持つ21歳のベッグさんは、日本への旅行の初日、東京で撮った多数の写真をインスタグラムのアカウントで投稿した。ただ、その投稿にBGMとして使われたのは中国人ラッパーによる中国語の楽曲で、一部のフォロワーがその点に敏感に反応した。

投稿には、「東京、1日目」とキャプションがつけられ、ラーメンを食べたり、抹茶を飲んだり、買い物をする様子が写っていた。また、ベッグさんは日本語で「好き」と書かれたTシャツを着用していた。

あるユーザーは「あなたのことは大好きだけど、この曲は日本語じゃないよ」とコメント。またTシャツについて、「文化を理解しないまま、見た目だけのために利用している」、「違和感がある」など、否定的なコメントが寄せられた。一方、「Tシャツは可愛かったし、文化を尊重しているように見えた」と好意的な意見もあった。

広報戦略家のグプタさんは、「文化を“見た目の良さ”のために使うことは問題」、「文化は選ぶものではない」と強調。雰囲気や見た目のためだけに利用することを批判。今回の服装や音楽の選択が「単なる誤解」であっても、「与える影響のほうが、意図より重要」だとして、インフルエンサーに対し、投稿する前に内容を慎重に検討することが大切と話した。

ベッグさんは今のところ、批判について公式なコメントはしていない。

ソース:news.com.au-Influencer slammed for Japan post

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